訪問美容の開業と営業方法について

訪問美容を開業する場合、最初に考えなければならないのが営業方法についてです。
どれだけ優れた技術や良い設備があっても、お客が訪問美容師として自分を選んでくれないことには収益を立てられず、事業を継続することが不可能になります。

営業で認知をはかり、自分を売り込み、選んでもらうためにも、より良い営業方法を学ぶことが必須と言えるでしょう。
ここでは施設に対しての売り込み方、営業方法の基本についてご紹介していきたいと思います。

営業は断られるのが当たり前

一昔前までは訪問美容というサービスも全国区ではなく、競争率もさほど高いものではありませんでした。
しかし少子高齢化が進む中で訪問美容という事業の需要が注目されたことで、多くの事業所や施設で訪問美容師と契約するようになったのです。

つまり、現状ではどこの施設に営業をかけても断られるのが大前提だと考えたほうが無難でしょう。
100件あたれば1件取れる、そのぐらいの気持ちでいるのがベストです。

電話での営業より直接のアポイントを

その施設に契約している訪問美容師がいると、電話をしても「うちはもう契約している訪問美容師がいて…」と断られることが多いです。
それで話を満足に聞いてもらうことができないまま電話を切られることになります。

なので電話での営業はしないことが肝心であり、直接足を運ぶことこそ王道だといわれています。
美容師らしいおしゃれなヘアスタイルと、きりっとした社会人らしいファッション、そしてわかりやすい資料と名刺、営業スマイルを携えて、「お忙しいところ失礼いたします。」と施設を訪れましょう。

そして施設長や担当者に会わせてもらい、自分や自分たちならではのメリットなどをしっかり説明するのが大切です。
施設長や担当者がいなくても資料や名刺を渡せば、電話よりも情報は多く渡せます。

値段やプランなどで差をつけられているなら、それがあるいは施設長や担当者の需要に刺さるかもしれません。
訪問美容師として開業したのなら、まずはこういった、断られる前提に地道な努力から始めてみましょう。