訪問美容を開業する際に知っておきたいハサミの知識

訪問美容師として働きたい、あるいは訪問美容サービスを開業したいということであれば、道具にはどのくらいの費用がかかるのかは知りたいところでしょう。
ここでは訪問美容師の仕事に欠かすことができないハサミとその値段などについてご紹介します。

京都に限らず訪問美容師の仕事に欠かせないハサミとは

訪問美容師として使うハサミは、当然ながら美容師や理容師が使っているものと同じであり、普通の紙を切るようなハサミとは異なります。
髪の毛をスパっと切って傷めないように、切れ味は普通のハサミとは段違いです。

そしてハサミによっては片刃が櫛状になっていたり、持ち手がカットしやすいようになっていたり、長持ちする素材が使われているという場合があります。
主に使うハサミは2種類あり、それがセニングシザーとカットシザーの2つです。

セニングシザーは片刃が櫛状になっており、髪をすいて髪の量を減らすすきバサミです。
カットシザーはすいた後の本格的なカットを行うためのものです。

ステンレス製やステライト製、ハイス鋼など、長持ちしやすい素材が使われていることが多く、また、持ち手(ハンドル部分)も、さまざまな形状・デザインがあります。
どれを選ぶかで、どれほど長持ちするか、持ちやすく手に馴染むかどうかが違ってきます。

これらのハサミは、安ければ1,000円前後でも購入できますが、プロの訪問美容師が使うものであれば、数万円のものが相場で、高いものだと数十万円します。
ハサミは美容師にとって命ともいわれる基本的な道具ですから、切れ味も申し分なく、耐久性が高く、使いやすいものを選びたいところです。

また、訪問美容では注意を払うところが多く、慣れないうちはハサミをついどこかに置いてしまうというようなこともありえます。
値段的に高ければ高いほど切れ味も高い、美容師の命となるハサミですから、安全のためにも損をしないためにも置き忘れに注意が必要です。