訪問美容の開業に必要な資金について

訪問美容を開業する場合、問題になるのが費用です。
訪問美容を事業の一つにしたいのであれば、本格的な準備を色々しなければなりません。

ヘアカット用の道具は美容院を経営していればそのまま流用できますが、訪問美容は他にも資金がかかるものが複数あります。
ここでは、特に重要なポイントを2つご紹介します。

移動手段

訪問美容は美容院と違って自分から赴かなければならないお仕事です。
そのため、移動手段として車が必要になります。
訪問美容の道具の中には大きな物があり、それらを持ち運んで電車を移動するのは非常に難しく、負担が大きいです。
よって、荷物を収納できる自家用車は必須です。

この費用ですが、本格的なものを購入しようとすると数百万かかります。
資金に余裕がない、もしくは節約したいのであれば自家用車を利用しましょう。

また、カットのみの場合は上述した道具は必要ないため電車などでも移動できます。
電車などなら渋滞などの心配もないので予約した時間には間に合いやすいです

人件費

美容院をしつつ訪問美容を行う場合、当然複数人のスタッフが必要になります。
その場合、人件費について考えなければなりません。
月の給料や福利厚生など、待遇によって人件費は大きく変わります。
また、人数を多く雇えばその人数分の人件費が発生します。

この人件費は毎月継続的に発生するため、収支計算を考えて資金の用意をしなければなりません。
そのため、年の出費で考えると300万円以上かかることが多いです。
収入が低いと働く人も当然減るため、給与や福利厚生と美容院経営のバランスはきちんと考えましょう。